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[コラム]


乾坤一筆
21日

お受験のシーズンを迎えた。かつて有名人の子供が通う学校といえば「青学」(青山学院)がブランドだった。時は流れて、いまや「早実」(早大系属)。1年生で昨夏の甲子園大会を沸かせた清宮幸太郎内野手が通うあの学校だ。

正式な学校名は早稲田実業学校。初等部、中等部、高等部からなり、国民栄誉賞第1号となった王貞治さん(ソフトバンク球団会長)を輩出するなど、幾多の偉人が卒業生として名を連ねる。

その「早実」が時代の最先端をいく。在学する有名人の子供がまあ、なんと多いことか。取材で明らかになった親御さんの名前を挙げれば次の通りだ。

プロ野球関係では、小早川毅彦さん、荒木大輔さん(いずれもサンケイスポーツ専属評論家)、仁志敏久さん(元巨人)、現役では楽天・今江敏晃内野手らがいる。また、サッカー界では"カズ"三浦知良さんと"ゴン"中山雅史さんの2トップというからすごい。

さらに政界では枝野幸男さん(民主党幹事長、衆院議員)、孫が在学する森喜朗さん(自民党、元首相)とそうそうたる顔ぶれ。なおかつ芸能界ではザ・ドリフターズ、高木ブーさんの孫も在学中だ(ちなみに今春も、有名人のご子息&ご令嬢が続々、初等部を受験予定という)。

まさに「早実ブランド」。一部では「早実セレブ」とまで呼ばれているらしいが、「早実」といえば日本ハム・斎藤佑樹投手=2007年卒=だ。2006年夏の甲子園優勝で一躍、国民的ヒーローとなったが、高校時代について聞いてみた。

「思い出といえば、学食の『からあげカレー』がおいしくて、ほぼ毎日食べていました。値段は500-600円ぐらい。名物メニューでした。周囲の先生たちも優しかった。勉強のことでお世話になりました」

そして、本邦初公開のエピソード。斎藤の同学年にはなんと、ロックの神様、矢沢永吉さんの長男がいた。「3年間で同じクラスになったことは一度もありませんでしたが、友人でした。印象ですか? リアルに変わったヤツでしたね」。永ちゃんの息子は佑ちゃんよりもBIGだった!?(西村 浩一)


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