東京・11R
第140回天皇賞(秋)(GI)

横山典騎手(カンパニー1着)
「本当に8歳馬というくらいに、とんでもなく元気だね。パドックでまたがった瞬間、今までで一番、状態はいいと思った。返し馬でキャンターに行ったときも言うことない感じだった。自信を持ってというより他の馬もいるし、不利なく、内枠だしスムーズに流れに乗ってと思っていた。だから、ウオッカは気にしてなかったし、自分の競馬に徹した。秋(の天皇賞)は嫌な思い出もたくさんあったけど、きょうは良かった」

北村宏騎手(スクリーンヒーロー2着)
「体の張りがよかった。久々に乗ったけど、間違いなく具合がいいと思った。後ろとの距離を測りながら追い出した。勝ち馬には一気にかわされたけど、最後まで根気よく伸びてくれた。残念だったけどがんばっています」

武豊騎手(ウオッカ3着)
「完敗です。折り合いはついたし、流れもよかった。直線が長いし、この馬の切れ味なら届くと思ったのだが、追いつかなかった」

内田博騎手(オウケンブルースリ4着)
「勝ち馬のペースになったからね。直線で前が開かず、結果的に追い出しが遅れたのも痛かった」

戸田調教師(シンゲン5着)
「この馬には瞬発力勝負は厳しかった。でも初のGIの舞台で、不向きな流れのなかよく走っている。気配や落ち着きなんかは今までで一番だったけど、まあこれも競馬だから仕方ない。次走はJCを視野に入れます」

池添騎手(ドリームジャーニー6着)
「去年の天皇賞は直線で外へ出すと内にモタれていたので、今年は馬込みに入れる作戦を考えていたんだ。思ったとおりの競馬はできたけど、4コーナー手前からモタれていましたからね。去年よりはマシだったんですがね…。それにスローで上がりの競馬になると、しまい勝負の馬には厳しいですよ」

柴山騎手(ヤマニンキングリー7着)
「きょうは馬体が増えていたし、イレ込む面も見せず、前走よりデキは良かったんですよ。ただ、向こう正面で他馬に乗っかけられてしまったのが痛かったですね。もう少しスムーズに運べていれば…」

後藤騎手(エアシェイディ8着)
「スタートは互角に出てくれたけど、最初のコーナーで瞬時に置かれてしまったからね。ペースが落ち着いて動くに動けなかったし…。最後まで頑張ってくれたけど、予想以上に大外枠が響いてしまったよ」

戸崎圭騎手(エイシンデピュティ9着)
「外枠のぶん、ハナへ行くのに脚を使いましたが、行ききってからはムキにならずスムーズ。4コーナーでマツリ(ダゴッホ)がきた時もしっかり反応してくれましたからね。最後まで併せ馬の形になっていればもう少し粘れたんですがね。でも、GI馬の片りんは見せてくれたし、確実に復調していると思いますよ」

スミヨン騎手(アドマイヤフジ10着)
「前に行くつもりだったけど、ポジションを上げられなかったんだ。直線でも馬場の悪いところを走らされてしまったからね」

三浦騎手(スマイルジャック11着)
「厩舎のスタッフがしっかり仕上げてくれたおかげで、グッとくるところはあったんですよ。ただ、フワッと行けるマイルのほうが持ち味が生きるんでしょうね。折り合いも付いたし、次につながる競馬はできたと思います」

川田騎手(キャプテントゥーレ12着)
「1コーナーまではスムーズでしたが、向こう正面で他馬にこられて馬が精神的なプレッシャーを受けてしまいました。ペース以上に苦しい競馬になってしまいましたね」

福永騎手(サクラメガワンダー13着)
「いい位置で運べたけど、もともとが叩いて良くなる馬だし、上がりの競馬では分が悪かったようだね。きょうは仕方ないよ」

松岡騎手(コスモバルク14着)
「馬は太くなかったし、折り合いも付いていい競馬はできたと思います。速い脚を使えなかったけど、頑張ってくれましたよ」

秋山騎手(サクラオリオン15着)
「テンに出して行ったけど、周りが速くて行けませんでしたからね。この馬にはもう少し時計がかかったほうがいいようですね」

岩田康騎手(ホッコーパドゥシャ16着)
「道中は流れに乗れたけど、いざ追い出してからトモがついてこない感じで…」

蛯名騎手(マツリダゴッホ17着)
「自分の競馬はできたけど、去年のJCに比べるとまだまだ本調子ではないからね。この後の有馬記念までに、どれだけ立て直せるかだろうね」

四位騎手(アサクサキングス18着)
「ハナへ行くつもりだったのに、外の馬が速くて行けなかったんだ。道中もふたをされてしまったし…。きょうは久々で馬もおとなしかったからね」


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