京都・11R
第32回エリザベス女王杯(GI)

安藤勝騎手(ダイワスカーレット1着)
「道中はゆったり走っていたので、これなら大丈夫だろうと思いました。本当に強かったですね。ゲートが上手な馬だし、スタートして周りをみたら、ほかに馬がいなかった。無理して下げることもないからね。1、2コーナーでは少し行きたがったけど、向こう正面では落ち着いて、リラックスして走ってくれた。自分のリズムで行ければ、しまいはいい脚を使ってくれる。この馬の末脚なら、後ろの馬では差し切れない。2着馬とは斤量が2キロ軽いぶんもあったけど、直線もこれならかわされないだろうという手ごたえがあった。いつもスゴい走りをしてくれるし、1番人気に応えられて良かったです。ベストは2000メートルかなと思うけど、今は精神面が成長して落ち着きも出たから、もう少し距離が延びてもこなしてくれると思う」

ルメール騎手(フサイチパンドラ2着)
「ペースが非常にスローだった。4コーナー手前から動いて、捕らえられるかという手ごたえだったし、一瞬は勝てると思ったんですがね。自分としてはいいレースができたと思うし、今回は勝ち馬が強かったということでしょう」

池添騎手(スイープトウショウ3着)
「なんとか最後に勝たせてあげたかったけど、GIですからね。最後は走るのが嫌になっていたけど、本当によくがんばってくれました。渡辺厩舎から鶴留厩舎に転厩してから、ずっと僕が乗らせてもらいましたし、これまでの彼女には感謝しています。繁殖に上がっていい子を出してほしいですね」

武豊騎手(ディアデラノビア4着)
「あんなスローになるとは思わなかった。状態は良かったし、いい雰囲気だった。ただ、どんなレースでもできるタイプではないからね。ある程度“決め打ち"をしてレースに臨んだので、この結果は仕方ない」

岩田康騎手(アドマイヤキッス5着)
「ジョッキーに課題があった。馬体も良かったし、馬は落ち着いていた。ルメール(フサイチパンドラ)の後ろぐらいの位置、3、4番手がほしかったんだけど…。もっと上の着順にいけたはず」

幸英騎手(キストゥヘヴン6着)
「3コーナー手前で少しハミを噛んでしまったぶんジリッぽくなったけど、この距離でも折り合い面はほぼ問題ないと思います」

柴田善騎手(アサヒライジング7着)
「ゲートがいまひとつだったけど、ペースはよかったし、もう少し動けると思ったんだけどね」

横山典騎手(ディアチャンス8着)
「雨が降らなくてよかったと思ったけど、馬場がよくなくてノメッていたからね。ペース自体は関係ないよ」

吉田豊騎手(コスモマーベラス9着)
「ペースが遅くても折り合いはつきました。おしまいもいい脚を使ってくれているけど、前も止まらなかったからね」

小牧太騎手(タイキマドレーヌ10着)
「具合はよかったけど、ペースが遅すぎたので…」

福永騎手(ローブデコルテ11着)
「春は騙し騙し乗ってマイルの競馬に持ち込んだけど、夏を越して父の血が強く出てきた感じ。4コーナー手前から置かれ出して、距離に対応できなかった」

藤田騎手(デアリングハート12着)
「スローペースでこの距離を乗り切るのは、この馬にとってちょっときつかったかな。もっと速い流れになってほしかった」

川田騎手(スプリングドリュー13着)
「3コーナーでディアデラノビアについて行った時、周りは馬なりだったのに、おっつけないといけなかった」

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