東京・11R
第136回天皇賞(秋)(GI)

武豊騎手(メイショウサムソン1着)
「これだけの馬ですから、途中から任されて結果を出せたことは、大きな仕事をやり遂げた気がします。今回が初めての騎乗。プレッシャーというより大役だな、と感じていました。今はホッとしています。先に抜け出したから、後ろから何も来ないでくれ、とは思ったけど、サムソンはずっと伸びていました。だから大丈夫だ、と。結果的に強い馬が、いい状態でうまく競馬ができたんですから。石橋さん(守騎手)に、サムソンのすべてを教えてもらいました。本当に心強かった」

吉田隼騎手(アグネスアーク2着)
「馬の力で2着に来てくれましたが、スムーズだったら…。不利がなければ…。直線に入って手ごたえがすごくあったんですが、挟まって手ごたえがなくなった。そこから追って追って馬の力で立て直してくれた。リズム良く行けていれば、メイショウより切れると思ったんですが」

福永騎手(カンパニー3着)
「一番スピードに乗った時にやられた。(コスモバルクが外によれて)いったん前が開いたんだけど、また戻ってきた。立て直してよく伸びた。最後は失速したけど、不利もあったから。まあカンパニーはよく走ってくれた。次はマイルCSやけど、また楽しみになった」

ペリエ騎手(ポップロック4着)
「もう少し前の位置を取りたかったけど、スタートした後に外から来られて馬がペースダウンしてしまったので、仕方なく後ろのポジションに…。最後は前が開いてくれたし、よく伸びてくれた。きょうは、この馬には距離が短かった。距離が延びる次は、いいところを見せられると思う」

五十嵐冬騎手(コスモバルク5着)
「ハナへ行くつもりはなかったけど、前々でとは思っていました。道中はペースを落としてリズム良く運べたし、最後もしぶとく粘っている。直線でのアクシデントについては、寄せていっているわけではないんです。ゴーサインを出すと馬を気にしてフワッとしたものなんですが…」

岩田康騎手(アドマイヤムーン6着)
「全然や、競馬にならん。トップギアの時にガーンやもん。これからっていう時やから、競馬にならん。それまでは思いどおり。ダイワが行った時について行ってグワンとやられた。安藤さんに悲鳴が聞こえたんとちゃうか。尻餅ついたもんな。もう1回やらせてくれって言いたい。ゲートは出たし、エエところついたし…」

四位騎手(シルクネクサス7着)
「内々をロスなく運べたし、最後もインを突いて、一瞬、オッと思ったぐらい。安定して力を出せるようになってきたね」

横山典騎手(チョウサン8着)
「気持ちはあるんだが、馬場が緩いぶん、グリップが利かない感じ。もう少しいい馬場で走らせてあげたかったね」

安藤勝騎手(ダイワメジャー9着)
「サーッと伸ばしていくところで、馬が斜めになるほどでバランスを崩した。一番痛い競馬になった。あんなふうになるなら(もっと前に)行けばよかったが、あの位置でも早めに動けばいいなと思っていたから…。4コーナーを回って伸びだしたところで弾かれたからね。大きい馬だから、立て直してくるにも時間がかかるからね」

後藤騎手(ブライトトゥモロー10着)
「道中はとてもいいリズムで走っていたし、直線でも弾けそうな手ごたえだったんだ。ただ、勢いがついた時に2度接触する不利。もったいない競馬だったよ」

藤岡佑騎手(ローゼンクロイツ11着)
「もともとゲートは出ない馬。本当は外へ出したかったけど、2コーナーで外から被された時にトモを落としてしまい、少しムキになってしまいましたからね。もう少し流れに乗れていれば…」

川田騎手(デルタブルース12着)
「ゲートは出たし、テンからハミをかけていく気にさせました。4コーナーまではいい流れでしたが、この馬には(2000メートルの)不慣れなペースで走らせたぶん、最後まで集中力が続きませんでしたね」

田中勝騎手(シャドウゲイト13着)
「引っ張る馬がいたので、ムキにならずスムーズに運べたんだよ。平均ペースで、本来ならこの馬向きの競馬なんだけどねぇ…。久々で馬がカッカしすぎていたのが影響したかな」

柴山騎手(エイシンデピュティ14着)
「予定どおり前々で運べたし、4コーナーでの手ごたえが良かったので、これならと思ったんですが。怖がりな面があるので、直線でコスモバルクに寄られた時に過敏に反応してしまいました。他馬には迷惑をかけてしまいました…」

蛯名騎手(マツリダゴッホ15着)
「大外枠のぶん、いい位置で競馬ができないんだ。一瞬伸びそうだったけど、その後にギアが入ってこない感じ。乗り難しい馬だけに、もう少し内めの枠ならジッとしていられるんだけどね。枠順の差が出てしまったよ」

柴田善騎手(ボンネビルレコード16着)
「2コーナーで外からこられてスムーズさを欠いたし、芝だとスピードに乗り切れないからね」

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