中山・9R
第51回有馬記念(GI)
武豊騎手(ディープインパクト1着)
「ものすごく強かったですね。これまでにないくらいです。強烈な“飛び”でしたし、4コーナーを回る時はすごかったですよ。最後なので思い切り走らせてあげようと思いました。いつでも飛ぶ態勢でいてくれたし、待ってくれ、待ってくれと抑えていましたよ。ラストランのプレッシャーはありましたが、大一番でディープらしい走りをしてくれてホッとしています」
ペリエ騎手(ポップロック2着)
「もう少し前に行きたかったけど、ダイワメジャーの後ろで我慢した。4コーナーで少し不利があったけど、前が開いてからは、すごくいい伸びを見せてくれた。ディープインパクトがいなければ、自分の馬がナンバーワンだったと思う」
安藤勝騎手(ダイワメジャー3着)
「道中は何番手でもいいと思っていたけど、ムキにならず、いいリズムで走れていた。でもやっぱり、この距離はベストじゃないね。(後ろから)早めに来られたわりには、よく頑張っているんだけど…。距離は2000メートルぐらいまでがベストかな。ああいう強い馬がいなければ、もうちょっと強い競馬もできたと思うけどね。(ディープインパクトは)ペースが上がったところで1頭だけスイスイと加速していったんだから、すごいよね」
内田博騎手(ドリームパスポート4着)
「いいリズムで走っていたけど、内の馬が外に張り出してきたぶん、そこで我慢したからね。あそこのロスが痛かった。もう少し自分が上手に乗っていれば、3着はあったと思う」
石橋守騎手(メイショウサムソン5着)
「体は増えていたけど問題なかった。菊花賞がああいう形だったから、今回は積極的な競馬をした。自分の競馬をして負けたのだから悔いはありません。でも、4コーナーでディープインパクトに行かれた時はさすがって思いましたよ」
岩田康騎手(デルタブルース6着)
「もう少し先に動いたほうがよかったかも。そういう競馬をしたかったんだけど…。向こう正面で動くに動けず、結果的にヨーイドンの競馬になってしまって…。この馬の持ち味を生かし切れなかった」
武士沢騎手(トウショウナイト7着)
「プラス14キロと馬体重は増えていたけど、きっちりけいこを積んでのものだし、乗った感じは太め感もなかった。イメージどおりの競馬でこの馬の力は出せたと思うけど、これだけのメンバーがそろうと甘くはないですね。ただ、来年に向けていい経験になったと思うし、大きいところを狙っていける馬ですよ」
武幸四郎騎手(アドマイヤフジ8着)
「4コーナーでディープインパクトに並んでいった時には一瞬2着はあるかと思ったけど、坂でバッタリと止まってしまった。久々がこたえたのかな。ただ、きょうの感じだとコーナーの多い中山も問題ないし、来年は一線級相手にやれる手応えは十分に持つことができました」
柴田善騎手(アドマイヤメイン9着)
「自分の形で競馬はできた。ただ、道中はいくらか仕掛け気味で、気持ちの面でもうひとつ前向きさが足りない感じ。3コーナーではもう手応えが悪くなってしまった」
池添騎手(スイープトウショウ10着)
「ゲート入りを手こずってしまい他馬に迷惑をかけてしまったし、ゲートに入ってからもガタガタうるさくて出遅れてしまいました。体も減っていたし、精神的にも厳しいところがあったのかもしれません。3コーナーぐらいから、もうついて行くのに精一杯になってしまいました」
五十嵐冬騎手(コスモバルク11着)
「本当は馬体が絞れていれば良かったのかもしれないけど、時期的なものもあるし、きっちり乗り込んでのものだから仕方ないのかな。もう少しやれるかと思ったけど、4コーナーではもう手応えがなかった。太めの体でハードなレースだったJCの反動もあったのかもしれませんね」
横山典騎手(スウィフトカレント12着)
「GIで激戦が続いたダメージがあったのか、4コーナーでは苦しがって内にモタれながら走っていた。体調が戻って、来年いい状態で使えれば、大きいところでもチャンスがある馬だよ」
蛯名騎手(ウインジェネラーレ13着)
「前半はいい感じで走っていたけど、直線でいざ追い出したら体にまだ余裕があるからなのか、走りがバラバラになってしまった」
勝浦騎手(トーセンシャナオー14着)
「大外枠で競馬がしづらく、自分のイメージどおりの競馬ができなかった。内めの枠だったら、もう少しやれたと思いますが…」
戻る